海面を漂う珍生物、タコブネを食べてみました。
憧れとの遭遇
・タコブネ / アオイガイ科
太平洋や日本海の温帯域に生息する、海面を気ままに漂い生活する奇妙なタコ。
知り合いの方からタコブネ(中身入り)を頂きました、網にかかっていたそうです。
ずっと憧れていた大珍品がまさかこんな形で手に入るとは…
殻から出してみた、一番右の黄色い塊が卵ですね。ちなみにこの殻はメスが卵を守るために作ります。
オスはメスとは比較にならないほど小さくて、発見当初は寄生虫か何かだと思われてたそうです。
殻は見ての通り美しいですが、滅多に拾えない上に、薄くて割れやすく完品はそう簡単には見つかりません、ビーチコーマーからしたら憧れの一品と言えるでしょう。
↓ そんなタコブネの生態観察動画です。
…食べれるの?
一応食用にもなるが、まとまった数が取れない上に体も小さいので食品としてはほとんど流通していない・・・とのこと。
(^q^)「よし、食うか(即決)」
実☆食
というわけで、茹でた後にしょうゆ、みりん、さとうで煮詰めてみました。
実際に食べてみた感想ですが・・・
足の部分は普段口にするタコと違って柔らかい食感でした、後で調べてみましたけど海面を漂って生活してるからか、足の筋肉があんまり発達してないみたいですね。
味は全体的にみずっぽいですが、何となくタコっぽい味でした。美味くはないけど不味くもないって感じですかね。
しかし、まさかあのタコブネを食べることになるとは思ってませんでした、中々珍しい経験になったかな?
そして殻はもちろん我がコレクションの一軍として迎え入れました、今度はビーチコーミングで見つけてみたいなぁ。